◎薬膳ポイント
健康な毎日を送るには、気・血・津液(体の水分)が充実し、バランスよく整うことが大切になります。
*気とは、生命エネルギーの源です。外からの邪気(病気の原因)から体を守り、体を温めて体温を保ち、血液や体の水分を作り、血液と
ともに全身に栄養を運びます。元気に活動するためには、気が十分にあり、スムーズに巡っていることが大切になります。
*血は体を構成する基本的な物質です。体に蓄えられている精、日々の食事の栄養、津液や気から作られます。全身に栄養を供給しながら
潤し、精神を安定させます。血が十分にあり、滞りなく巡っていることが大切です。
*津液(しんえき)とは、体の中の水分です。体液、汗や涙なども含まれます。体に潤いを与え、汗・便・尿と一緒に老廃物を体の外へ出します。
十分な津液と代謝をよくすることが大切です。
Contents
~美肌薬膳編~
①ポークミートボール(ポルペッティーニ)
豚肉:体の水分を補い、渇きを潤す。
トマト:余分な熱を取り除く。消化を促進する。
乾燥・赤み・かゆみが気になる方におすすめです。
②鶏肉のローズマリー焼き
鶏肉:消化器官を温め働きをよくする。気と血を補う。
しわ・かゆみが気になる方、健康的な顔色を目指す方におすすめです。
③ほうれんそうのオムレツ(フリッタータ)
ほうれんそう:血を補う。体の水分を補い渇きを潤す。余分な熱を取る。
卵:体の水分を補い乾燥を潤す。血を補い精神を安定させる。
乾燥・赤み・かゆみが気になる方、健康的な顔色を目指す方におすすめです。
④にんじんのマリネとブロッコリー
にんじん:血を補い、目を養う。消化を促進する。
ブロッコリー:気を補い消化を促進する。
しわ・かゆみが気になる方、健康的な顔色を目指す方におすすめです。
⑤グリンピースとコーンのご飯
米:気を補い、消化を促進する。渇きを止めてイライラを取り除く。
グリンピース:気を補い、消化を促進し、利尿を促す。
とうもろこし:余分な熱を冷まし利尿を促す。消化を促進する。
スッキリしたお肌を目指す方におすすめです。
⑥いちごのパンナコッタ
牛乳:体の水分を補い、肌を潤す。
いちご:体の水分と血を補う。余分な熱を取り除く。利尿を促す。消化を促進する。
乾燥・赤み・かゆみが気になる方におすすめです。
~身体スッキリ薬膳編~
①さばの香草パン粉焼き
さば:気を補い、余分な水分を取り除く。
②鶏肉のパプリカ煮込み
鶏肉:お腹を温め働きをよくする。気と血を補う。
パプリカ:お腹を温め寒さを取り除く。消化を促進する。
③グリンピースとじゃがいものマッシュ(プレ)
グリンピース:気を補い、消化を促進し、利尿を促す。
じゃがいも:気を補い、消化を促進し、通便を促す。
④エリンギのソテー
エリンギ:水分代謝をよくする。気を補い消化器官の働きをよくする。
⑤えび入りライスサラダ
米:気を補い、消化を促進する。渇きを止めてイライラを取り除く。
えび:腎を強くして陽を補う。水分代謝をよくする。
はと麦:消化を助け下痢を止める。利尿を促す。
小豆:利尿を促し湿気を取る。解毒して膿を出す。
パプリカ:お腹を温め寒さを取り除く。消化を促進する。
いんげん:気を補い消化を助け、余分な水分を取り除く。
とうもろこし:余分な熱を冷まし利尿を促す。消化を促進する。
⑥パイナップルの豆乳パンナコッタ
パイナップル:余分な熱を取り通便を促す。消化を促進し下痢を止める。湿を取り除く。
豆乳:痰をとり肺を潤す。利尿、通便を促す。
~元気回復薬膳編~
①いわしのロール焼き(ベッカフィーコ)
いわし:気と血を補う。
オレンジ:気を巡らせて、胃の働きをよくする。
玉ねぎ:気を巡らせて、消化を促進する。
②鶏肉とエリンギのソテー(スカロッピーネ)
鶏肉:消化器官を温め働きをよくする。気と血を補う。
エリンギ::水分代謝をよくする。気を補い消化器官の働きをよくする。
③ゆで卵のトマト煮
卵:体の水分を補い乾燥を潤す。血を補い精神を安定させる。
トマト:体の余分な熱を取り除く。消化を促進する。
④じゃがいも、にんじん、ほうれんそうのソテー
じゃがいも:気を補い、消化を促進する。通便を促す。
にんじん:血を補い、目を養う。消化を促進する。
ほうれんそう:血を補う。体の水分を補い渇きを潤す。余分な熱を取る。
⑤かぼちゃのご飯
米:気を補い消化を促進する。渇きを止めてイライラを取り除く。
かぼちゃ:気を補い消化を促進する。
⑥みかんゼリー
みかん:気を巡らせて、胃の働きを改善する。